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「第2回 ドラゴンドラ」

2001年12月、苗場にすごいやつが現れた。
その名も「ドラゴンドラ」、この愛称はあのユーミンが名付け親だという話は有名だが正式名称は、「苗場・田代ゴンドラ」である。

第2回の今回はドラゴンドラに注目。でも、どこが変な索道?っていう人もいるかもしれませんが、よくよく考えればすべてが変、というかすべてが特殊です。このスペックが日本国内における索道の限界ではないかと思います。

傾斜長は世界最長の5500m、運転速度は6m/s(時速に直すと22km/hでなんかやる気なくす)。
苗場〜田代間を約15分で結ぶ。
原動機出力はなんと、1300kW。ちなみに、かとじんの家の4月の電気使用量は98kWで2424円。
原動滑車と緊張滑車は二層構造になっていて、それぞれの滑車の前方に対動滑車を有する特殊な構造。乗り場に入ると滑車の親子がグルグル回る様子をながめることができる。(写真が無いのが残念、今度取材にいって撮ってきます。)
支柱本数は35本で、おそらく日本一だと思う。

ドラゴンドラ山麓駅 起点の苗場ステーション

どうやら、原動装置はこの駅の地下部分に隠されているみたい。
実際、乗り場に行くと原動機と滑車を結ぶ、ぶっといシャフトが見える。

ただ気になるのは、この駅が苗場スキー場のかなり外れのほうにあるということ。シーズン中はホテルから、ここまでリフトを乗り継げばいいのだが、シーズンオフは、シャトルバスを利用することになるだろう。
あと、500mのばして、プリンスホテル前に起点を作ってほしかった。

起点 苗場ステーションから出発するドラゴンドラ

ここを出発してしばらくは、アップダウンは少なく、火打ゲレンデの何本かのリフトと立体交差する。

そして、10号支柱を通過した頃であろうかゴンドラの線下をずっと見ていた私はとんでもないものを発見した。
足跡である。
それも、とても人間や動物の足跡とは思えない、巨大な足跡(大きさにして2m位)が一定間隔で雪の上に残されていたのである。どう見ても、何かが歩いた足跡だ!恐竜の足跡にも見える!?
はっ!ドラゴンドラ=ドラゴン。
なるほどー。って!
苗場には、とんでもない生物が生息しているようだ。
写真も撮ったけど、雪の上についた足跡なので、非常にわかりづらく、お見せできないのが残念。

ドラゴンドラ車内 搬器内に貼られているチラシ

搬器の中には、ゲレンデマップやイベントのチラシが貼られている。その中でも気になったのが、写真のチラシである。

「苗場の森の動物たちをさがしてね!」

何じゃこりゃ?読んでみると、ゴンドラ乗車中に、森の動物を発見できれば終点の田代ステーションでキャディーをくれると書かれている。でも、子供限定。
私も以前どこかのスキー場で、野ウサギくらいなら見たことあるが、ホントに偶然見ただけである。はたして、そんな簡単に動物など見つけられるものなのか?まして、子供に、、、

苗場の動物たち 「苗場の森の動物たち」

必死で、動物を探そうと外を見回していたが、そんな簡単に動物なんて見つかるもんでもない、視力もそんなに良くないし。
もうやーめた。
と、思って諦めかけたその時、目の前にとんでもない光景が!
たくさんの動物たちがこっちを見ているではないか。
驚きのせいか、寒さのせいか動物たちは微動だりしない。よくみると、天然記念物のニホンカモシカまでいる。
写真には無いが、ツキノワグマまでいた。
すごいぞ、ドラゴンドラ。
(写真をさわると拡大します。)

川原通過するドラゴンドラ 川原を行くドラゴンドラ

ドラゴンドラのなかで私が一番好きなポイントです。支柱でいうと15号支柱から17号支柱の間になる。(写真の支柱は17号)
搬器下がかなり低く、線路もほぼ水平なので、川を滑りながら移動しているような、感覚になる。
写真の矢印のところにも、動物たちがいたのだが、ちょっと遠くて写真に写らなかった。
ちなみに、水際では、ハクチョウが水を飲んでいるようだった。(やはり、驚きのせいかまったく動かない。)
このポイント、秋の紅葉の季節なんて、最高かも。

最終35号支柱 最終柱の35号支柱

25号支柱を過ぎたあたりから、田代ステーションにむけて、標高はいっきに上がってゆく。
景色もよく、晴れていれば田代湖が望める。

終点の田代ステーションを出ると、そこは田代スキー場。
この、ドラゴンドラの新設にあわせて、駅を出てすぐのところに田代第2高速リフトが設置された。

どうです、ドラゴンドラは、すごいでしょ。
激しいアップダウンに、6m/sの高速運転。移動手段というよりも、ひとつのアトラクション的な要素がかなり高いと思います。おまけに、ドラゴンの足跡や森の動物たちまでも、、、
来年あたりは、動物がもっと増えて動き回ったりしそう。ディズニーランドのジャングルクルーズやウエスタンリバー鉄道みたいにね。

索道に興味がある人も、そうでない人も一度は乗ってみるべき乗り物です。
でも、乗り物酔いの激しいひとはちょっとキツイかも。できるだけ、進行方向側の座席に座りましょう。やはり、進行方向と逆向きに座ると、気分が悪くなる人もいるみたい。実際、搬器の中にはエチケット袋がしっかりと用意されていた。

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